記事のアーカイブ

「安息の創造」 

2018年09月10日 10:04
2章1~4前半        ...

「食べ物」

2018年09月10日 09:46
1章29~30 「神は言われた。『見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて命あるものにはあらゆる青草を食べさせよう。』そのようになった。」   ここで、再びゲルハルト・リートケの『生態学的破局とキリスト教』(原題は『魚の腹の中で』)の述べているところを紹介する。   創世記1章29~30の記述の動機意図は抗争調整としての食べ物の割り当てにある。1章30記述はこうなっている。人には「種をつける草と樹」、人以外の生きものには「緑の草」。原初史物語がここで語っていることは、「

2018年09月02日 10:30
今年の8月はひどく暑かった。水をたくさん飲んだ。安心して水をこんなにたくさん飲むことができることに感謝した。 「水」は聖書において主題。早くも聖書の初めの創世記1章1節に登場。そこにこうしるされている、「地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が水の面を動いていた。」 ここの水は「地は混沌であって」の原因として登場。「混沌」とは全壊滅の様をさす。ここの水は地の全壊滅の原因として登場している。 さらにこうしるされている、「神の霊が水の面を動いていた。」この「動いていた」は「制御していた」の意味に解せられる。ここにしるされていることは、神の霊が地の全壊滅の原因となる水を制御していたということ。

語り部

2018年08月13日 10:30
本年も「広島原爆の日」「長崎原爆の日」の式典の新聞報道を心して読んだ。その感想を書き留めておきたい。 購読する東京新聞の8月6日夕刊の紙面トップの見出しは「歴史を忘れた時 重大な過ちを犯す」。写真は広島原爆の日の式典で「平和への誓い」を朗読した広島市の小学校六年生二人がそれを朗読する場面。 まず書き留めておきたいことは、誓いの初めにある文章。そこにはこうある、「原子爆弾の投下によって、街は焼け、たくさんの命が奪われました。『助けて』と、泣き叫びながら倒れている子ども。『うちの息子はどこ』と、捜し続けるお父さんやお母さん。『骨をもいでください』と頼む人は、皮膚が垂れ下がり、腕の肉がない姿でした。

居 場 所

2018年07月01日 10:30
報道によれば、過日の豪雨は多くの人の命を奪い、人の居場所の家を奪った。報道に接し心痛む。この方々の心に癒しが与えられ、奪われた居場所の家が一日も早く再建されることを願うばかりである。 この国ではここのところたてつづけに人の命が奪われ、人の居場所である家が奪われることが起っている。七年前の東日本の大地震・原発破壊、さらにさかのぼれば阪神淡路の大震災において多くの人の命が奪われ、人の居場所の家が奪われた。この問題がこの国における優先して取り組まれなければならない課題であると言わなければならない。 ところで、人が居場所を失うのは、いま言及したような大災害によって住んでいた家を失ったとき生じるが、視野

「人の創造」

2018年06月22日 17:07
 1章24~28 「神は言われた。『地は、それぞれの生き物を産み出せ。家畜、這うもの、地の獣をそれぞれに産み出せ。』そのようになった。神はそれぞれの地の獣、それぞれの家畜、それぞれの土を這うものを造られた。神はこれを見て、良しとされた。神は言われた。『我々にかたどり、我々に似せて、人を造ろう。そして海の魚、空の鳥、家畜、地の獣、地を這うものすべてを支配させよう。』神は御自分にかたどって人を創造された。神にかたどって創造された。男と女に創造された。神は彼らを祝福して言われた。『産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。』」  

「生きものの創造」

2018年06月22日 16:59
  1章20~23 「神は言われた。『生き物が水の中に群がれ。鳥は地の上、天の大空の面を飛 べ。』神は水に群がるもの、すなわち大きな怪物、うごめく生き物をそれぞれに、また、翼ある鳥をそれぞれに創造された。神はこれを見て、良しとされた。神はそれらのものを祝福して言われた。『産めよ、増えよ、海の水に満ちよ。鳥は地の上に増えよ。』夕べがあり、朝があった。第五の日である。」   原初史物語の天と地の創造の第五の日は生きものの創造。生きもののうち、海の中の生きものと、大空を飛ぶ生きものが言及される。   原初史物語において海と大空は水を置く場所。その「水」であるが、原初史物

創立91周年記念礼拝へのお誘い

2018年06月17日 12:00
私たち、中野桃園教会は、2018年7月で創立91周年を迎えます。これを記念し、感謝の礼拝と愛餐会を下記のように予定しています。 みなさまのご出席をお待ちしております。 礼拝 2018年7月1日(日)10時30分~11時30分    メッセージ「新しい旅へ」 下田 洋一 牧師 愛餐会     同日  12時~ 

今、教団のなすべきこと

2018年06月17日 10:30
 かつてわたしたちの日本基督教団は隣国の教会に神社参拝を強要しました。この神社参拝は天皇を神として崇拝することでした。 隣国のキリスト教徒は神ではないものの崇拝を強要するこの神社参拝を拒否しました。 この国日本の官憲は隣国のキリスト教徒を捕縛しました。隣国のキリスト教徒は獄中で拷問を受け殺されました。 日本基督教団はこの歴史の事実と向き合ってきませんでした。この歴史の事実を知る学習をしないできてしまいました。 この罪過を犯した日本基督教団は北朝鮮のキリスト教徒たちに対していまだ謝罪しておりません。 日本基督教団は「戦争責任告白」を50年前になしておりますが、これですべてを済ませるわけ

〈季節〉  

2018年05月26日 12:02
1章14~19 「神は言われた。『天の大空に光る物があって、昼と夜を分け、季節のしるし、日や年のしるしとなれ。天の大空に光る物があって、地を照らせ。』そのようになった。神は二つの大きな光る物と星を造り、大きな方に昼を治めさせ、小さな方に夜を治めさせられた。神はそれらを天の大空に置いて、地を照らさせ、昼と夜を治めさせ、光と闇を分けさせられた。神はこれを見て、良しとされた。夕べがあり、朝があった。第四の日である。」   物語は、神が大空に二つの光る物を造ったと語る。その二つは「太陽」と「月」のことであるが、ここでその名は出されていない。   古代オリエントにおいて、太陽と月は神
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