今、教団のなすべきこと
かつてわたしたちの日本基督教団は隣国の教会に神社参拝を強要しました。この神社参拝は天皇を神として崇拝することでした。
隣国のキリスト教徒は神ではないものの崇拝を強要するこの神社参拝を拒否しました。
この国日本の官憲は隣国のキリスト教徒を捕縛しました。隣国のキリスト教徒は獄中で拷問を受け殺されました。
日本基督教団はこの歴史の事実と向き合ってきませんでした。この歴史の事実を知る学習をしないできてしまいました。
この罪過を犯した日本基督教団は北朝鮮のキリスト教徒たちに対していまだ謝罪しておりません。
日本基督教団は「戦争責任告白」を50年前になしておりますが、これですべてを済ませるわけにはゆきません。日本基督教団は議長を遣わして北朝鮮のキリスト教徒たちに謝罪する必要があります。
今、日本基督教団はこの教団の歴史における罪責を果たすために為すべきことがあります。
この国日本と「北朝鮮」との間に国交が成り立っていません。この国日本は朝鮮を侵略しました。そのことを謝罪し「北朝鮮」と平和条約を結ぶことをしていません。国交が成り立っていないのはこのゆえであります。
日本基督教団はこの国の政府と国会に対し、北朝鮮に対する侵略を謝罪し「北朝鮮」と平和条約を結ぶ、これを提言する責任があります。
この提言は政治的提言でありますが、それと同時に信仰的提言でもあるのです。この提言は、日本基督教団が教団の歴史における罪責を担うためになされるものでもあるからであります。
日本基督教団はこの国の政府と国会に対し、この提言の方向に向かって歩むことを促す、教団は誰にも先んじてこの提言をなすべきであるとおもいます。